バリ旅行の初日(1日目)は、ほとんど移動のみです(苦笑)。
日本を朝に出国したんですが、現地の空港でかなり時間を取られてしまい予定が少し狂いました。
エアアジアのクワイエットゾーンを利用
バリ島へ出発したのは日本時間の朝8時半くらいです。
成田空港には朝6時半すぎに到着したんですが、飲食店がどこも開店していなかったので朝食は空港内のコンビニで買いました。
国際空港の飲食店は24時間営業と思いきや、そうでもないんですね。
軽く腹ごしらえをしたあと、今回利用する航空会社『エアアジア』のチェックイン(搭乗手続き)。
以前のハワイハネムーンでフライト時間の長さに疲れた記憶があるため、「クワイエットゾーン」というオプション(大人ひとりの料金:3300円)を購入しました。
クワイエットゾーンとは「静かな区域」というような意味で、通常のエコノミークラスの座席エリアとは別のエリアに座ることができます。
ネットでエアアジアの座席を予約した当初は真ん中の列の座席を指定されてしまったんですが、クワイエットゾーンのオプションを買ったら窓際の席を確保できました。
視線恐怖症の身として窓際は欠かせません(汗)。
それに初めてバリに訪れるので、窓からバリ島やその周りの島々の景色を見たいという理由もあります。
さて出国手続きを終え、飛行機に搭乗してクワイエットゾーンを使ってみた感想は「なかなか快適」です。
クワイエットゾーンを利用する客が少なかったおかげで、わりとリラックスしながらフライトを過ごせました。
また、帰りの飛行機で通常のエコノミーシートに乗ってからわかったことですが、エンジン音などのノイズが小さかったですし、照明の明かりもワントーン落ち着いた雰囲気になっていたように思います。
とはいえ対人恐怖症・雑音恐怖症でもあるわたしは周囲の音に敏感なので、フライト中はノイズキャンセリングイヤホンが手放せません。
今回はSONYのノイズキャンセリングヘッドホンを新調し、オーディオブックやポッドキャストを聞きながら暇をつぶしました。
大混雑のデンパサール空港
成田空港を出発し6時間くらい経過すると、機内の窓からバリ周辺の様子が見えてきます。
カンゲアン諸島の上空を通過し、遠くにはバリ島のお隣・ジャワ島の山々の姿も見えました。
海のきれいさはハワイ諸島のほうが上かもしれません。
そして飛行機はいよいよバリ島に近づいていくわけですが、窓の外を見ると島の全体がほとんど雲に覆われていて一抹の不安が生じました。
現地のオプショナルツアーで、夕日を見に行くプランを2日分ほど組んでいたからです。
そうした不安を抱きつつ、デンパサール国際空港に現地時間の3時ころ到着。
遅延が多いと聞いていたエアアジアは、やはり予定より30分以上の遅刻です。
クワイエットゾーンを選んでおいて良かった…。
デンパサール空港は成田空港にくらべると、こぢんまりとしています。
建物の外観(とくに屋根)がバリ建築っぽくて、異国情緒がありましたけどね。
空港内部に入ると、なんと利用客で大混雑…。
あちこちに入国審査待ちの大行列が出来ていました…。
100メートルは余裕で超える行列です…。
1時間半くらい待って、ようやく入国審査を通過できました。
もうその時点で現地時刻は夕方の5時近く。
初日にオプショナルツアーを組もうとしている方は、絶対に止めておいたほうが良いですよ…。
空港を出ると入口の広場には現地の旅行会社の人やらがわんさかいて、これまた対人恐怖症もちにはつらい状況(汗)。
そんななか、ホテル送迎をしてくれるドライバーさんをなんとか発見!
これまたなんと2時間以上わたしたちを待っていたそうです…。
片言の日本語で「ヨクアルコト~」と言っていましたが、本当なんでしょうか(苦笑)。
初めてヴィラに宿泊
ドライバーさんに連れられ、宿泊先のホテル『オ・ヴィラズ』(O Villas)に向かいます。
デンパサール空港周辺の道路や中心市街地(クタなど)も渋滞が激しく、バリ島の交通事情の悪さを実感しました。
しかし移動中はドライバーさんが頻繁に話しかけてくれたので退屈しなかったです。
道中にみえる有名スポットを紹介してくれたり、日本車を指差して「トヨタ!」「ホンダ!」「ニホンノクルマ、イイクルマネ~」などとお世辞をいってくれたりもしました。
「お金を貯めていつか東京に行くのが夢」と聞いて少しせつない気持ちにもなりましたが…。
空港から30分くらいでクロボカンという地域に入り、そこから少し奥に入っていくと「オ・ヴィラズ」に到着。
さっそくホテルスタッフの元気なお兄さんが迎え入れてくました。
英語しか話せないらしく会話に少し苦労しましたが、説明はなんとか理解できるレベルです(苦笑)。
「オ・ヴィラズ」はヴィラタイプのホテルというだけあって、ひとつひとつの客室が独立した家のようになっています。
1階にはプールがあり、2階に上がるとそこにはバリ建築風のエキゾチックな部屋が。
この種のホテルに泊まるのは生まれて初めてだったので、新鮮かつ感動ものでした。
ほかの客の存在にまったく気づかず滞在できるのは、対人恐怖症の身にもストレスフリーです。
部屋は広く、ベッドの大きさは大人ふたり分ですが、リビングやバスルームはそれ以上の広さとなっています。
リビングの中央には大きなソファがあって快適にくつろげました。
ほかにも収納力のあるクローゼットがあって荷物をしまうのが楽でしたし、無料のウオーターサーバーやフルーツ類が置いてあり得した気分。
晴れた日は部屋のバルコニーエントランスからの眺めが気持ち良かったです。
海は望めませんが、日光を浴びながら南国の樹木や草花を見るのも目の保養になります。
備え付けのグリーン色のベンチやソファもあざやかで、座っていて癒やされました~。
さて話は少し戻って、バリ旅行の初日は街歩きを予定していましたが、空港の大混雑で時間がなくなり体力的にも疲れてしまったので部屋で夕食をとることに。
インドネシア料理のナシゴレン(目玉焼き乗せチャーハン)、ミーゴレン(目玉焼き乗せ焼きそば)、ソトアヤム(麺の入った鶏肉と野菜のスープ)、そしてピザを注文しました。
どれもすごくおいしくて大満足です。
朝食は必ず付いていて、ベーコン、ソーセージ、卵料理(スクランブルエッグ、オムレツなど)、野菜、トーストパン、クロワッサン、フルーツ盛り合わせ、フルーツジュース、コーヒーと盛りだくさん。
こちらもクオリティが高く、毎朝あきずに食べられました。
とくにフルーツがフレッシュで、南国リゾートらしいなと思います。
スタッフさんたちの対応も良く満足度の高いホテル(ヴィラ)だったわけですが、ひとつだけ不満なのはシャワーの水圧の弱さです。
水量を最大にしても物足りず、しかも使っているうちにだんだんと弱まっていくような感じでした。
バリ島の水道事情が悪い(上下水道が十分に整備されていない)のが理由かもしれません。
空港で予想外の大混雑に遭ったものの、バリ旅行の初日はなかなか満足度の高いものとなりました。
飛行機のオプションシートを利用し、グレードのそこそこ高いホテルに泊まったおかげでしょう。
日本円で考えれば宿泊料金は安いので、バリ島のヴィラステイはかなりおすすめです!