ハワイハネムーンの準備のひとつとして、「ESTA」(エスタ)というアメリカ渡航認証の手続きを行うことに。
ところが間違って代行業者のサイトから認証申請をしてしまい、通常よりも高い料金を請求されてしまいました。
同じ失敗をする方が増えないよう、注意点などをシェアしておきます。
ESTAの公式サイトは一見わかりにくい
「ESTA」とネット検索をすると、(広告を除いて)一番上に表示されるサイトがESTA申請の公式サイトです。
しかし当時のわたしは、検索結果上の公式サイトのURLをみて「あやしい…。スパムサイトっぽいな」と勘違いをしてしまいました。
URLに含まれる「cbp.dhs」という文字列が意味不明なものにみえ、不信感を抱いてしまったんですよ…。
「これは公式のサイトじゃないな」と決めつけ、検索結果の画面を下にスクロール(苦笑)。
すると「ESTA(エスタ)申請サイト:ESTA Online Center」と書かれているサイトをみつけたので、「今度は大丈夫そうだ」とそのサイトに入りました。
代行業者が運営するサイトとは知らずに…。
後になって冷静に振り返ってみると、公式サイトに「Official」と書いてあるのが検索結果上でもわかるんですけどね(汗)。
URLには、正真正銘のアメリカ政府関連サイトでなければ使えない「.gov」(ドットガブ)の文字列がありますし。
ESTA申請の時期が旅行直前だったので、あせっていたのかもしれません…。
ESTAの代行サイトはいかにも公式っぽいが…
『ESTA Online Center』という謎の代行業者サイトに入ってしまったわたしでしたが、そのサイトに対してなんの不信感も湧き上がってきませんでした。
ぱっと見た感じ公的機関のようなサイトデザインですし、アメリカ国章っぽい鷲(ワシ)のロゴもあります。
てっきり公式のESTA申請サイトだと信じて疑いませんでしたよ(苦笑)。
いま冷静に代行サイトをみてみると、サイトの上部に「代行」の文字があるのがわかるんですけどね。
ただ字が小さくてみえにくく、確信犯のような気がします。
アメリカ政府の公式サイトとユーザーに誤認させ、代行料を稼ぎたいんでしょう。
またESTA申請の際は認証審査の費用が必要ですが、このESTA Online Centerでは具体的な金額が書かれていなかったのもいま思えば信用できない点ですね。
支払い時のクレジットカード番号入力の画面に移っても料金がわからず、少し不安になったのは確かです。
とはいえそのときは時間がなかったこともあり、「アメリカってこういう雑なとこあるよなぁ」と思いつつ手続きを進めてしまいましたが…(汗)。
ESTA申請の代行料金はかなり高い
代行サイトからESTA申請をしてもアメリカ政府から渡航認証をもらえましたし、実際に入国もできました。
ただ、代行業者から請求された料金はかなり高く予想外の出費は痛かったです。
公式サイトから申請した場合は14ドルで済みますが、ESTA Online Centerの場合はなんと60ドル以上。
クレジットカードの明細をみてショックでしたよ…。
ESTA認証の審査費用のほかに代行手数料も請求されるため、高額な料金になるんだと思います(手数料が高すぎると感じますが)。
そのぶん(?)、公式サイトにくらべて申請時の入力フォームの内容が簡素になっているようです。
しかし正式な手続きを経て申請したほうが絶対に安心ですし、入力が簡単になるとはいえ50ドルも多く支払う必要はないでしょう(苦笑)。
ESTAの認証申請は時間に余裕をもって行うことをおすすめします。
わたしのように旅行の直前に手続きをすると、あせって代行業者のサイトを使う羽目になるかもしれません。
無駄に高い料金を払ってしまわないようご注意を…!
ちなみにESTAの公式サイトではグループ申請も可能です。
団体割引のように審査費用が安くなるわけではありませんが、手続き・申請確認の手間が少し減るでしょう。