先日とあるホテル予約サイトで海外の某ホテルに予約をする際、返金不可を条件とした格安宿泊プランに申し込みました。
しかし後日に別の良さそうなホテルを見つけてしまい、そのプランをキャンセルしたくなったのです(汗)。
予約サイトに問い合わせをして直接ホテルとも連絡を取り合った結果、やはり返金は不可だったものの宿泊日程は変更できました(おかげで別のホテルにも予約できました)。
完全な私事都合で大人として恥ずかしい話でもありますが、返金不可プランの日程変更ができた一部始終を書き残しておきます。
予約サイトに返金を願い出てみた
最初はホテル予約サイトのサポートセンターにダメ元で電話の問い合わせをしました。
電話のほうが熱意が伝わって、なんとか同情してくれるんじゃないかと期待していたからです(苦笑)。
ところがタイミング悪く10分まってもサポートにつながらず、通話料がもったいないのであきらめることに。
今度はメールでサポートセンターへ問い合わせをし、宿泊プランのキャンセルと宿泊代金の返金を願い出てみました。
キャンセルの理由は「仕事上の急用」とし、予約サイト側の理解を得られるよう意図したつもりです(ウソは良くないんですけどね汗)。
ただ、結果はもちろん「返金不可」との回答でした。
ネットで調べてみると、自身または身内の大病・事故・被災など急きょのトラブルでないと返金は受け入れられないようです(さすがにそのようなウソをつくのは良心が痛みます)。
予約サイトに日程変更を願い出てみた
しかし執着心の強いわたしは簡単にあきらめません。
次は宿泊日程の変更を思いつきました。
キャンセルできない宿泊プランの日程を短縮し、短縮した分の日数を別のホテルで予約しようと考えたのです。
日程変更そのものは予約サイト上で可能でした。
ところが変更した場合はキャンセル料に加えて、短縮した日程での宿泊料金も追加で支払うことになるんですよ(滝汗)。
ざっくり計算すると当初の宿泊料金の1.5倍を払わなければなりません。
宿泊日数を短縮しているにもかかわらずこの金額ですからね…。
予約サイトのキャンセルペナルティはとても厳しいものだと知りました。
とはいえ、ここでもわたしはサポートセンターへ電話をして必死に食らいつきます(汗)。
宿泊プランの全部ではなく一部のキャンセルなら、サポートセンターの人に理解してもらえるんじゃないかと期待したわけです。
……が、結果は「変更不可」との回答でまたしても失敗。
ただ、そこでわたしは引き下がらず「宿泊先のホテルとなんとか交渉していただけないでしょうか?」とお願いしてみました。
するとサポートの人は少し同情してくれたのか、「お客様のほうでホテルのスタッフと直接交渉いただいて、その方に宿泊日程の変更許可をもらえばペナルティを無しにいたします」と返答してくれたのです!
サポートにお礼を言って、ひとまず問い合わせを終えました。
直接ホテルと交渉してみた
宿泊日程を変更したいそのホテルは海外でしかもスタッフは日本語非対応なので、直接交渉の手段はインターネットです。
(英会話力があるなら電話のほうが良いでしょうが、国際通話料金が必要な点にご注意を。)
まずはホテル予約サイト経由で、自分の要望を英語に訳したメッセージを送ってみました。
(ほとんどの予約サイトにはホテルと直接メッセージのやり取りができる機能があります。)
しかし全然、返信が来なかったのです(滝汗)。
1日たっても来ないのでまたメッセージを送り、次の日になっても来ずもう一度メッセージを送りましたが無反応、その次の日も…という具合でした。
以前にそのホテルにアーリーチェックイン(早い時間でのチェックイン)や部屋変更のリクエストを送った際は翌日に回答が来ていたんですけどね…。
らちが明かないと思ったので、今度は宿泊先ホテルの公式サイトから直接交渉をしてみることに。
お問い合わせフォーム経由で、英訳したメッセージを送ってみました。
するとなんと、その翌日にメールで返信が来たのです。
ただ、回答は「当ホテルの予約に関するいっさいの事柄は予約サイトのほうに一任しています。予約サイト側と交渉しください」というものでした…。
いや、もうすでに問い合わせをして断られているんですけど…。
割引の権利を放棄して交渉してみた
「万事休す」とあきらめかけましたが、ふと疑問がわきました。
なぜ予約サイト経由でのメッセージには何日たっても返信が無かったのに、ホテル公式サイト経由だと翌日に返信があったんでしょうか。
日ごろから人への不信感が強いわたしは、「予約サイト側がユーザーのメッセージをチェックしていて、不都合なものはホテル側に送信されないようにしているのかもしれない」と妄想しました(苦笑)。
返金不可が前提の格安宿泊プランであるにも関わらずわたしがキャンセルポリシーを無視した要求をしつこく行っているから、そのような処置をとられたのだと考えたわけです。
そこで新たなアイディアが浮かびました。
格安プランは通常の宿泊プランより料金を割り引いてもらっていますが、その権利を放棄すれば交渉の余地が生まれると思ったのです。
さっそく予約サイトのほうにメールで問い合わせをしました(何度も電話で問い合わせる勇気はありませんでした苦笑)。
内容は、「返金不可のキャンセルポリシーは理解しております。では、格安料金ではなく通常料金での宿泊で構わないので、宿泊日数の短縮はできませんか」というもの。
すると翌日に、「わかりました。いまからホテルと直接交渉をしてみますのでしばらくお待ちください」との返信メールが来たのです!
そしてそれから数時間後、「ホテルから宿泊日程短縮の了解が得られました。また今回はホテル側のご好意により、格安プランのまま宿泊できます」とのメールが!!
なんともありがたい対応で、サポートセンターと宿泊先ホテルには感謝しきれません。
わたしの最後の提案(割引の権利の放棄)が効果的だったのか、それとも交渉のしつこさに向こうが折れたのか真相は謎です。
そのメールには、「今回の対応はキャンセルポリシーに記載のない例外的な対応になります」との注意書きが太字で明記されてもいました。
何度も問い合わせをして自分の要求は通ったものの、いろんな人たちを困らせてしまったと猛省しています…。
ホテル予約サイトの返金不可プランの日程変更は基本的にできませんし、できたとしてもペナルティを払わなければなりません。
以上の話は例外中の例外と思っておいたほうが、過度な期待をせずに済むでしょう。
キャンセルポリシーがわかりにくかったり見づらかったりする予約サイトは確かに多いですが、自分勝手な問い合わせばかりしているとブラックリストに載ってしまうような気もします。
わたしと同様の方法で交渉する際は自己責任で行ってください。