ハワイハネムーンの3日目は、『クアロアランチ』(クアロア牧場) のオプショナルツアーに参加。
海と山のさまざまなアクティビティを体験し、オアフ島の豊かな自然を楽しめました。
クアロアランチまでの旅路
クアロアランチにはワイキキからクアロアランチ・ツアーの観光バスで向かいます。
ツアーは当日の朝7時に集合という一見つらいスケジュールですが、ハワイは冬でも暖かいので苦ではありません。
観光バスの中は中国人の団体客がわんさか。
結構な大きさの声で中国語が飛び交っていて肩身の狭い思いでした(汗)。
クアロアランチまでの道中は意外にも日本と同じような景色が続きます。
ホノルルの郊外には住宅地が広がり、日本の郊外と同じような風景です。
市街地をだんだん離れていくと森や山がみえてきたんですが、こちらも日本でみる景色とあまり変わりません(笑)。
違いは虹が至る所でみえることくらいかも…。
と思いきや、クアロアランチに近づくにつれ絶景がみえてきました。
あざやかなエメラルドグリーンの海が広がるカネオへ湾と、雄大な力強さのあるコオラウ山脈が姿を現します。
この海と山のコラボレーションはおそらく日本では見られない風景でしょう。
対人恐怖症のわたしにとって、やはり旅行といえば自然観光だなと再認識。
海外の自然には日本では体感できない味わいがあるものですね。
クアロアランチ周辺は、ハワイに来て良かったと最も感じた地でもあります。
人生初の乗馬
クアロアランチに到着すると、曇りがちだった空にも晴れ間が出てきて良い天気になってきました。
スタッフに簡単な説明を受けたあとは、さっそくアクティビティ体験の開始です。
まずは乗馬から。
馬に乗るなんて人生初のことで、旅行前わたしは落馬を恐れて嫌がったんですが妻がどうしてもやってみたいというのでチャレンジしてみることに。
しかしどの馬も静かで基本的には賢く、馬が暴れてふるい落とされるという心配は不要でした(笑)。
乗馬体験の参加者20人くらいで隊列を組み、コオラウ山脈のふもとの山道をゆっくりと進んでいきます。
馬の背中に揺られながら、普段のあわただしい時間の流れを忘れてのんびりまったりした気分に浸れました。
また道の途中では、カネオへ湾などの太平洋やコオラウ山脈の山頂を眺めることができたのも良かったです。
ときおり馬が進行方向とは違う方向に歩いて雑草を食べたり立ち止まって小便をしたりしていましたが(笑)、その都度インストラクターさんが馬の扱い方を教えてくれたので問題ありません。
ただ、わたしの飲み込みが悪いせいか、インストラクターに指導される頻度がほかの参加者より多く少し恥ずかしかったです(汗)。
ちなみにクアロアランチには、同様のアクティビティとして四輪バギー体験もあります。
乗馬よりもハイスピードで山道を駆け巡るらしいので、スリルを味わうならこちらがおすすめかもです(体験するには18歳以上かつ運転免許を持っていなければなりません)。
美しい海を巡るオーシャンボヤージ
次は「オーシャンボヤージ」という、カネオへ湾を船で周遊するアクティビティ。
クアロアランチから小型バスに5分ほど乗ってモリイー池に移動し、そこからさらにボート(いかだのような船)で海辺のジャングルへと向かいます。
いかにも熱帯チックな密林を抜けると、そこは一面に広がるカネオへ湾の美しい海!
このときは天気も晴れ、いままでの人生でナンバーワンのきれいな海が広がっていました。
砂浜も白く美しく、まさに楽園といった印象です。
浜辺で遊んでいる人たちが少数いてきっと金持ちの家族なんだろうなと思っていたんですが、後日になってクアロアランチの「シークレットアイランド」というアクティビティを選んだ人たちだと判明(苦笑)。
さて、ここからが本番。
浜から別のボートに乗り込み、カネオへ湾の周遊がスタートです。
これがまた、いままで体験した自然観光のなかでも最高のものとなりました。
船からみえるエメラルドグリーンの海面はワイキキビーチのそれよりも断然きれいで、太陽の光が水面をさらにキラキラと輝かせてくれています。
遠くにはチャイナマンズ・ハットという名の小さな島がみえ、浜辺のほうを振り返ってみるとコオラウ山脈の姿が。
あまりの美しさにカネオへ湾まわりの風景がCGのようにみえてきたほどです。
周遊の最後のころにはウミガメの姿を何度かみることもでき、オアフ島の自然を大満喫できました。
なお船は結構ゆれるので、オーシャンボヤージは船酔いしやすい方にはおすすめできないかもしれません。
また周遊の途中、びしょ濡れになるほどではないですが波しぶきが船内に何度も飛んできます(汗)。
アクティビティというだけあって、船長の粋なサービスなんでしょうか(笑)。
エキサイティングなジャングルエクスぺディション
オーシャンボヤージが終わり、ひとまずランチタイム。
ツアーの昼食なので期待していなかったんですが、クアロアランチ併設の食堂で頂いたカレーはなかなかおいしかったです。
ブッフェ形式で鶏肉、野菜やフルーツもあり、どれも地元産の新鮮なものでした。
お昼ご飯のあとは、最後のアクティビティ「ジャングルエクスぺディション」です。
いかにもなオフロード・トラックで、クアロアランチ近隣のジャングルを探検します。
トラック運転手さんの「グッドラック!」との掛け声でジャングルエクスペディションがスタート。
「幸運を祈る」とな…。
デコボコの山道、タイヤ1個ぶんの細い丸太の橋、断崖絶壁のカーブなどなど、たしかに危険なコースでした(苦笑)。
前の席に70代くらいのおばあちゃんが乗ってましたが、ときおり心配になりましたよ(汗)。
こうしたエキサイティングなドライブだけでなく、名所も楽しめます。
道沿いにはさまざまな南国植物を発見でき、折り返し地点の高台からはカネオへ湾を一望できました。
視界の両端にコオラウ山脈をみながらの海景色もまた絶景です。
そのほか、映画『ジュラシック・ワールド』・『GODZILLA』(ゴジラ)のセットもあります。
とくにジュラシックワールドのセットを見学したときは、作品と同じように入口から内部へトラックが進んでいき興奮しましたよ。
帰りの道中ではさらに運転が荒くなり、いっそうエキサイティングに(笑)。
オーシャンボヤージと同様、車酔いしやすい方は要注意です(汗)。
揺さぶられすぎてお尻が少し痛くなりましたが、テーマパークのアトラクションみたいでおもしろかったです。
全部で3つのアクティビティを体験し、再び観光バスでワイキキに戻りました。
クアロアランチ・ツアーは料金が159ドルと高い印象だったんですが、あれほどの海・山の絶景を堪能できるのでお金を払う価値はあると思っています。
カネオへ湾には『天国の海』と呼ばれているサンドバーもあり、今度ハワイへ旅行するときは天国の海のオプショナルツアーにも参加してみたいです。
ちなみにツアー後は、ワイキキにある『Sam’s Kitchen』(サムズ・キッチン)というごはん屋で夕食をテイクアウトしました。
残念なことにほとんどのメニューが調理に30分以上かかるといわれ、仕方なく「アヒポキ」という名前のマグロのづけ丼とエビマヨ丼を注文(料理名を忘れました…)。
ホテルの部屋に戻って実食してみたところ、エビマヨ丼が正直おいしくない…。
見た目がゲ◯みたいでグチャグチャしており食欲がそそられませんし、味は下の上というレベルでご飯が冷たいのもガッカリです。
妻が頼んだアヒポキ丼はおいしかったとのことでした(わたしが入浴中に完食してしまったため試食できず)。