ハワイハネムーンは5日目に入り、6泊7日の旅行は残りわずかです。
いままでオアフ島の南側を観光していたので今度は島の北側、いわゆる「ノースショア」と呼ばれている地域を旅することに。
夜は『マジック・オブ・ポリネシアicon』を観賞しました。

ノースショアでさまざまな名所を観光

ノースショア(ハレイワ)観光ツアーは朝8時にスタート。
(ツアースケジュールの詳細ページが見当たらなかったんですが、このツアーiconこのツアーiconを足して2で割った感じです。)

旅行3日目4日目では添乗員同行の観光バスで移動しましたが、今回はガイドさんが運転するワゴン車で目的地に向かいました。
対人恐怖症のわたしはこういう小規模な団体ツアーのほうが苦手なんですが、なぜかこのときはある程度リラックスして旅を楽しめた気がします。
ハワイのゆったりした雰囲気のおかげかもしれません。

「この木なんの木」の木

ハワイのモアナルア・ガーデンにある「この木なんの木」

まず訪れた名所は、『モアナルア・ガーデン』という公園。
ワイキキ周辺から高速道路に乗って少しで到着しました。

ここには「この木なんの木、気になる木~♪」のCMソングで有名な『日立の樹』があります。
植物名は「モンキーポッド」といい、オアフ島のあちこちで見かける樹木です。

この木なんの木を近くでみてみると、意外にも想像していたほど大きくなくてビックリ。
この公園が私有地であることや、市街地の高速道路沿いにあることにも驚きました(もっと田舎にあると思っていました)。

天気がまぁまぁ良かったおかげで、CMでみたのと同じような写真を撮れましたよ。
公園内を吹き抜ける風もすがすがしかったです。
園内には小さなおみやげショップもみかけました。

クカニロコ・バースストーン

モアナルア・ガーデンを後にしてしばらく走ると、オアフ島の中部(「ワヒアワ」という地域)に入ります。
建物の数はまばらで、ハワイの田園風景が広がっていました。

クカニロコ・バースストーンの入り口にある大きなふたつの岩

このワヒアワにあるのが、『クカニロコ・バースストーン』というパワースポットです。
クカニロコはかつてのハワイ王族の出産場所といわれている史跡で、ガイドさんいわく子宝や安産にご利益がある名所なんだとか。
赤土の道を進むと大きなふたつの岩があり、妻は子どもが欲しいのか岩をなでていました(プレッシャーが…汗)。
しかしなんと、それらの岩はバースストーンではありません(滝汗)。

ワヒアワ地区にあるクカニロコ・バースストーン

バースストーンとは、道の奥の林の下にある大小18個ほどの岩々のことを指すそうです。
たしかに林の近くに観光客っぽい人だかりがあって「何かあるんだろうか?」と思ってはいたんですが、林までちょっと距離がありましたし時間がなかったので確認しませんでした。

ガイドさんの説明が不十分なせいですよこれは…。
わたしたちと同じツアーの参加者みんな勘違いをして、ふたつの岩だけ写真撮影して車に戻っていきましたからね(苦笑)。

ドール・プランテーション

『ドール・プランテーション』の変わった色づかいの樹木

お次は『ドール・プランテーション』へ。
スーパーなどでよくみかける果物メーカーのドール(Dole)が運営しているテーマパークです。
駐車場ちかくにある樹木が変わった色をしていて不思議でした。

『ドール・プランテーション』のパイナップル農園

ドール・プランテーションには、園内を周遊できる列車、パイナップル農園の見学、巨大迷路などのアトラクションがあります。
しかしツアーの自由時間が30分しかなく各アトラクションは行列ができていたほど混んでいたので、どれも体験しようとは思えませんでした…。
ちゃんと園内の施設を楽しむなら個人で訪れたほうが良さそうです。

結局ドール・プランテーションでは、パイナップルスムージーを買ってただただ飲んでいましたよ(苦笑)。
スムージーの味はおいしかったですが、中途半端に暇を持て余す羽目になりました。

ソープファクトリーとワイアルアコーヒー

ドール・プランテーションを出ると、道路の左右にはひたすらパイナップル畑が続いていきます。
ここまで来るとノースショアに入ったも同然です。
有名な「HALEIWA」の看板の前で車を降り、記念撮影をしました。

ハレイワの有名な看板

このままハレイワ・タウン(ノースショアの中心地)へ…と思いきや、ちょっと観光スポットに寄り道。
ワイアルア地区にある『ソープファクトリー』と『ワイアルアコーヒー』の見学です。
テレビ番組『モヤモヤさまぁ~ず』のハワイロケ地として有名みたいですが、ごく普通の観光地という印象でした(むしろ人がほとんどいなかった…苦笑)。

ソープファクトリーでは実際に石鹸を作っている様子をみられ、ワイアルアコーヒーでは地元名産のコーヒーを試飲できます。
コーヒーショップにも関わらずいろんな種類のおみやげが売られていて、妻は亀のペーパーウェイト(文ちん)を買っていました。

ハレイワ・タウン

ワイアルアでの観光を終え、今度こそサーファーの街『ハレイワ・タウン』へ。
メインストリートのカメハメハ・ハイウェイ沿いにさまざまなサーフショップや飲食店(フードトラック)・雑貨屋が点在しています。
古き良きハワイといった感じの街並みがノスタルジックです。

お昼ごろに到着したので、『CAMARON Shrimp Truck』(カマロン・シュリンプ・トラック)というガーリックシュリンプのお店(フードトラック)でご飯を食べました。
プリプリのエビとクリーミーなホワイトソースはなかなかのお味です。
ただ、どうせ食べるなら人気ナンバーワンの『MACKY’S』(マッキーズ)が良かったなと後悔。
ツアーガイドさんが「カマロンおいしいよ」と勧めてくれましたが、これまでの観光案内が若干テキトーだったことを考えると…(汗)。

ハレイワタウンでみかけたニワトリの親子たち

腹ごしらえのあとは、ハレイワ・タウンを散策しました。
おしゃれなTシャツを売っているショップやハワイアングッズのおみやげ屋など、いろんなお店がありますがどれも値段がそこそこしますなぁ…。
そんなわけで買い物の予算があまりないわたしたちはショッピングをたいして楽しめず、『Longs Drugs』(ロングス・ドラッグス)というドラッグストアチェーン店で、日本に帰っても使えそうな日用品をひたすら物色していました(ハワイ旅行の風情のかけらもない笑)。

帰りの集合場所ちかくではニワトリの親子たちをみかけ、とても無邪気でかわいかったです。
暇だったのでふたりで30分以上は写真や動画を撮っていた気がします。
ハレイワ・タウンいちばんの思い出かもしれません(笑)。

アリイビーチ

ノースショア観光の最後の名所は『アリイビーチ』。
ウミガメを観察できる人気スポットらしいです。

…が、ウミガメには一匹も遭遇できませんでした。
浜辺にウミガメっぽい足跡を発見できたのですが、その姿はみつけられず…。
天気が曇り気味だったせいでしょうか。

そもそもアリイビーチでの自由時間が20分くらいしかなく、短時間でウミガメを探すのは無理な話です。
団体ツアーのデメリットを痛感しました…。
必ずカメに会いたいなら、個人でザ・バス(市営バス)やレンタカーなどを使ったほうが良いでしょう。

ノースショアのアリイビーチ

ちなみにアリイビーチはサーフィンの聖地としても有名です。
しかしその日はサーファーはひとりもおらず、サーフィンの様子もみられませんでした。
人の少ない曇り空のビーチはノースショア(北の海岸)のイメージに合っているようにも思いましたけどね。
静かな浜辺は落ち着いていて好きです。

レナーズ

ノースショアを離れワイキキに帰る途中で『レナーズ』に立ち寄りました。
この店の「マラサダ」という揚げドーナツ風の食べ物は、ハワイの定番スイーツとしてガイド本に必ずと言っていいほど載っています。

てっきりレナーズの本店(カパフル通り沿いに所在)に行くと思い込んでいましたが、向かった先は『ワイケレ・プレミアム・アウトレット』。
ここにレナーズのフードトラックが出店していてそこでマラサダを買うことになったんですが、どうせなら本店が良かった…。

気を取り直してさっそくマラサダの実食です。
旅行の終盤だったので所持金があまりなく、ふたりで1個のマラサダをシェアしました(苦笑)。

やはり揚げドーナツに近い味で、外はふわふわ、中はもちもちとした食感。
結構おいしかったので、フードトラックの店先でそのまま完食しましたよ。
またハワイに旅行したら食べてみたい!…とひさびさに思ったスイーツです。

ファイヤーダンスに興奮!マジック・オブ・ポリネシア

こうしてノースショアのさまざまな名所を観光し、滞在先の『ワイキキゲートウェイホテル』に帰還。
ハワイハネムーン最後の晩さんをどこにするかの夫婦会議です。

妻は旅の疲れからか「ロイヤルハワイアンセンターのフードコートでいいじゃん」と投げやりでしたが、わたしとしてはハワイ最後の夜をそんな形で終わらせたくありません。
ハワイらしい何かを体験して締めくくりたいのです…!

そう思っているなかふと考えついたのが、ハワイ観光の定番・ポリネシアンショー。
ファイヤーダンスや、昔スパリゾート・ハワイアンズでみたようなタヒチアンダンス(女性が腰を振りながら踊るやつ)を観賞できます。

ワイキキでポリネシアンショーといえば『マジック・オブ・ポリネシアicon』が有名です。
さっそくマジック・オブ・ポリネシアの予約を電話でとろうとしましたが、なぜか公式の受付窓口にも旅行代理店にもつながりません(滝汗)。
公演開始まであと1時間くらいしかなかったので、ダメ元で現地へ妻と一緒に向かいました。

クヒオ通り・カラカウア通りを早歩きで突き進み、マジック・オブ・ポリネシアが行われる『ホリデイ・イン リゾート ワイキキ ビーチコーマー』というホテルに到着。
1階が受付窓口になっており、スタッフさんに急いで予約をとってもらいました。
予算と相談して、ショー観賞のみ(ディナー・カクテルなし)のチケットを確保!

開演まであと30分ほどあったため、今度はロイヤルハワイアンセンターのフードコートへ。
『Mahaloha Burger』(マハロハバーガー)というハンバーガー屋さんで、定番の「マハロハバーガー」セットを注文しました。

これがうまいんですよ。
牛肉がジューシーで、チーズ、トマト、レタスの組み合わせが絶品でしたし、ボリューム満点で食べごたえがあります。
ショーの開演時間が迫っていたため急いで食べざるを得なかったのが残念です…(もっとゆっくり味わいたかったなぁ)。
足早にフードコートを後にし、ドリンク片手にショー会場へ走りました。

たどり着いたのは、ショーが始まって10分後くらい。
途中からの観賞でしたが、すぐにマジック・オブ・ポリネシアの世界にのめり込めました。

生でみる本場アメリカのマジックはやはり迫力があります。
マジシャンがとてもユーモラスな方で、会場内は笑いの渦(うず)でしたよ。
わたしが外であんなに大笑いしたのはひさしぶりかもしれません。

マジックショーが一息つくと、今度はタヒチアンダンスがスタート。
いよいよファイヤーダンス!?

期待が高まりますが、タヒチアンダンスも良いですね~。
民族衣装に身を包んだダンサーさんたちが腰をフリフリしながら踊っています。
フラダンスよりもこちらのほうがなぜかハワイっぽさを感じて好きです。

そしてついにファイヤーダンスの時間がやってきました!
ダンサーが叫びながら火のついた棒を振り回したり火を飲み込んだりするさまはスリリングかつエキサイティング!
ノリの良いタヒチアンミュージックのビートに合わせて会場は手拍子で大盛り上がりです(もちろんわたしも!)。

必死にチケットを取った甲斐がありました。
やっぱりハワイに来たら生のファイヤーダンスは必見ですね。

ステージの終盤は再びマジックショー。
今度は大掛かりなマジックが中心で、目の前でスポーツカーやヘリコプターが姿を消したときは度肝を抜かれました。
ラストは会場内に粉雪が舞うという幻想的なマジック…。

驚きあり、笑いあり、興奮あり、感動ありと、とても心が豊かになるショーでした。

ノースショア観光はちょっと微妙でしたが、オアフ島の北部を旅行できたのは良い経験になっています。
マジック・オブ・ポリネシアには「心の栄養」をもらえました。
ハネムーン最後の夜にしてハワイの人気ショーを観賞でき大満足です。