ハワイハネムーンの4日目も充実した旅となり、新婚旅行らしい締めくくりもできました。
午前中はホエールウォッチング・クルーズiconに参加し、午後からはカハラ地区やカイムキ地区の周遊、夕方から夜にかけてはフラダンスショーの観賞です。

クジラに出会えた?ホエールウォッチング

スターオブホノルル号でホエールウォッチング

ホエールウォッチング・クルーズもクアロアランチ・ツアーと同じく参加者の集合時間は朝7時。
前日のアクティビティでの疲れ(おもに対人恐怖症的なストレス)がありながらも、クジラを見なくてはと気合を入れ観光バスに乗り込みます。

幸いにも目的地までの移動距離は短く、30分くらいでアロハタワーのあるホノルル港に到着しました。
そこから『スター・オブ・ホノルル』という大型客船に乗船し、ホエールウォッチングの始まりです。

…とその前に、わたしたちは朝食付きのプランに申し込んでいたのでまずはビュッフェから。
朝はいつも軽めの食事で済ませていますが、予想外においしく3回もおかわりしました(笑)。
パン、ご飯、ソーセージ、スクランブルエッグ、パイナップルなどのフルーツどれもが満足の味です。
観光客の99パーセントがデッキに移りホエールウォッチングを始めるなか、わたしたちはコーヒーをすすりつつまったり朝食(笑)。

そんな食事を終えて5分後くらいでしょうか、「クジラを発見しました」との船内放送が流れたので急いでデッキへ向かいます。
しかし残念ながらクジラの姿は見られませんでした(一足おそかったか…)。
でもこれで終わりではありません。
ホノルル沖のザトウクジラは日中(とくに午前中)は何度も海上に姿をあらわすとのことで、残りの1時間半チャンスを待ち続けることに。

ママラ湾のパラセーリングの様子

クジラとの出会いを待つあいだは、普通にクルージングを楽しめました。
向こう岸にはホノルルの街並みがみえ、あざやかなブルーの海とグリーンの山々との景色を一望できます。
遠くにはダイヤモンドヘッドやホノルル空港もみえますし、パラセーリングの様子をみることも可能です。

クルージング中に虹があちこちに出現し、なかなかの絶景を堪能できましたよ。
そして海風がとても気持ちいい~。

スターオブホノルル号のホエールウォッチングで虹を発見

ただ、肝心のホエールウォッチングは微妙…。
クジラに出会えなかったわけではないんですが、見られたのはクジラの尾びれと潮吹きのみでした。
ホエールウォッチングのシーズンは12月からといわれているものの、やはり本格的なシーズン開始は1月からのようです。

個人的には、太陽の下でホノルルの街並みを眺めながらクルージングできたので後悔ありませんけどね。

カハラ・カイムキをトロリーで周遊

トロリーからみた『サンズサウチ・ステート・リクレーショナル・パーク』

ホエールウォッチングのあとはロイヤルハワイアンセンターへ行き、そこから『LeaLeaトロリー(レアレアトロリー)』(ダイヤモンドヘッド/カハラモール・ ライン)に乗車。
旅行2日目のダウンタウン観光と同じくこのトロリーにもガイドさんがいて、ホノルル東部(レアヒ・パーク、カハラ、カイムキの各エリア)の名所や歴史を案内してくれます。

実は当初の旅行計画ではダイヤモンドヘッドに登る予定もあったんですが、ダイヤモンドヘッド前の停留所に着いたころには激しい雨が…。
登山には悪天候ですし、折りたたみ傘を持っていなかったので途中下車して山頂を眺めることさえ困難な状況です。
仕方なくあきらめ、トロリーを降りずにそのまま周遊しました。

しかし少し経つとまた晴れ間が…(汗)。
冬のハワイの天気はころころ変わるのでちょっと困りものです(虹が出やすいのはうれしいですけどね)。
時間の都合上ダイヤモンドヘッドにはもう引き返せないので、「いまさら晴れても遅いよ…」と心の中で愚痴をこぼしつつカハラ地区へ。

このあたりは低層の建物が多く通行人もまばらで、ワイキキとは違いのんびりした雰囲気です。
ハワイに住むなら、こうした地域を選ぶとストレスなく生活できるかもしれません。
ゆったり気分でトロリーに揺られながら『カハラモール』に到着~。

カハラモールでの目的はただひとつ、『Whole Foods Market』(ホールフーズマーケット)での買い物です。
このお店は高級志向のスーパーマーケットといわれ、オーガニックフードをはじめとしたヘルシー食材が数多くそろっているんだとか(妻いわく)。
おもな購入品はココナッツオイルやピーナッツバターなどの調味料、酒のつまみのチーズやナッツ、朝食用のアップルパイとフレンチトーストなどなど。

店内のあちこちに試食コーナーがあり、とくにショコラケーキは美味でしたよ。
そして特筆すべきは、野菜バイキングのコーナー。
サラダバー感覚で詰め放題ができ、ホテルに持ち帰って食べてみたらとてもおいしかったです。
野菜が新鮮でみずみずしく、ドレッシングを使わなくても野菜の味だけで完食。
ガイドブックに載っていないハワイグルメを体験できました。

話は戻って、カハラモールを出るとタイミングよくレアレアトロリーがやってきました(基本的に時間どおりに運行していないのでこれは奇跡です苦笑)。
今度はカイムキ地区を周遊します。
このエリアもカハラ同様に落ち着いた街並みで、大学・学校・教会・公園などをいくつか見かけました。

しばらくするとカイムキの外れにあるカパフル通りに出たので、ここでトロリーを下車。
本日の昼食・『Ono Seafood』(オノ・シーフード)という海鮮料理屋を探しました。

しかしなぜか店名を読み間違えて『The Ono Hawaiian Foods』(オノ・ハワイアン・フード)という店に入ってしまったのです(汗)。
「オノ」とはハワイ語で「おいしい」という意味らしく、現地ではこの単語の付いた店名が多いので注意しましょう…。

オノ・ハワイアン・フードで食べたラウラウ、カルアピッグ、ピピカウラ

オノ・ハワイアン・フードで頼んだのは「ラウラウプレート」というランチメニュー。

注文後しばらくして運ばれてきた、葉っぱで包まれた肉のかたまり。
これが「ラウラウ」という伝統的なハワイ料理(ポリネシアンフード)だそうです。
見た目がよろしくないですが、中に入った肉の味はなかなかでした。
葉っぱはタロイモの葉と茶葉がミックスされたもので、正直おいしくありません…。

ラウラウプレートには、ご飯はもちろん「カルアピッグ」なる蒸し豚肉や「ピピカウラ」という名の干し肉も付いています(こちらのほうが日本人の口に合うはず)。
ほかにもココナッツプリンやキャンディーといったおやつがあって盛りだくさん。
ご飯の分量は普通ですが、おかずが多くて一人前をふたりで食べるのが精いっぱいでした。

グルメの方なら行ってみる価値はありますが、ハワイ初心者がチャレンジするお店ではないかもです(汗)。

昼食後は少しカイムキの街を散歩し、レアレアトロリーの停留所でワイキキ行きのトロリーを待機。
待つこと30分以上…、やはりトロリーがなかなか来ません。
ダウンタウン観光でも似たような目に遭いうんざりしていたので、ホノルル市営バス(ザ・バス)に乗ってみることにしました。

ザ・バスの停留所はトロリーのそれとほとんど同じ場所にあり、トロリーよりも短い間隔(5分~10分おきくらい)でバスがやってくるので助かります。
運賃の2ドル50セントを前払いし、ザ・バスに初めて乗車。
車内は現地の人ばかりと思いきや、日本人をはじめ観光客が結構いてびっくりです。
お金はかかりますが、旅行会社のトロリーより自由に効率よく移動できるからかもしれません。

ワイキキビーチの夕日とフラダンスショー鑑賞

ザ・バスで移動すること20分弱。
ワイキキに到着し、滞在先のホテルへいったん帰還です。
メンタル面で疲れがたまっていてベッドで休みたいところでしたが、まだ大切なイベントが残っています。

おめかしをして(ほとんど妻のみですが笑)、ワイキキビーチ沿いの高級ホテル『ハレクラニ』へ向かいました。

ここでは夕方からホテル併設の『House Without a Key』(ハウス・ウィズアウト・ア・キー)というおしゃれなダイニングバーで、フラダンスショーを観賞できるんです。
わたしたちは新婚カップルなので、この大人なイベントをスルーするわけにはいきません(汗)。

カラカウア通りからビーチ・ウォークに入り、突き当りのカリア・ロードを少し進むとハレクラニの入り口です。
ブランドショップや高級腕時計店が立ち並ぶエントランスホールを歩き、ハウス・ウィズアウト・ア・キーに到着。
ウェイターさんが笑顔でショー会場の席へ案内してくれました。

ショーを観るには少なくともドリンクは注文しなければいけないので、スパークリングワインふたつをオーダー。
お値段は合計15ドル程度で、高級ホテルのバーにしては良心的な価格だと思います。
ポテトチップスの無料サービスがあるのもうれしい点です(器が空になるとウェイターさんがポテトチップスを補充してくれます!)。

ワイキキビーチの夕焼けをみながらお酒とポテチをたしなみ、ショーの開始を待ちました。

ハレクラニでハワイアンミュージックの生演奏

しばらくして、ウクレレなどの楽器を持ったおじさん3人がステージの上に登場。
どうやらフラダンスの前にハワイアンミュージックの生演奏を行うみたいです。
「早くダンスがみたいのに~」と思ってしまいましたが、実際に演奏が始まると良い気分に浸れました。

ワイキキビーチに沈む夕日を背景に、ハワイアンミュージックがベストマッチ。
ハワイでしか味わえない、格別のひとときだったと感じます。

とても景色が素敵で、撮影した写真のどれもが絵画の名作のようです。
こんな光景で結婚のプロポーズをしたら絶対に成功するんじゃないでしょうか…!

ハレクラニでみたワイキキビーチのサンセット(その2)

夕日が沈み夜になると、いよいよフラダンスショー。
ミス・ハワイに選ばれたダンサーが美しくフラを踊ります。

予想とは違いダンサーはたったひとりだったんですが、ハワイで一番の美女によるフラを楽しめたので満足です。
ダンスの細かい動きを集中して見られましたし、ハレクラニの大人な雰囲気とあいまってミス・ハワイのフラは色っぽくもありました。
お酒を飲みながら、のんびりゆったりしたフラをみるのが心地いい~…。

ショーはこの後も続いたんですが、翌朝にノースショア観光が控えていたので途中で退席。
フラダンスショーは1日3回の公演でそれぞれ約1時間ずつですが、どれも基本的に同じ構成なのでひととおりの演目は観賞できたと思います。

帰り道のハレクラニのフロアにはクリスマスのイルミネーションが飾られていて、こちらもロマンチックで素敵でしたよ。

観光旅行はやはり朝から出かけると1日が充実しますね。
今回のハワイハネムーンでもっとも多くの場所をまわることができました。

新婚旅行っぽく1日の終わりをムーディーに締めくくれたのも良かったです。
カップルでハワイ旅行をするならぜひハレクラニのフラダンスショーへ行ってみてください。