バリ旅行の3日目は、少しゆったりと過ごせた日です。
午前中、妻は近所のスパ(バリ風マッサージ店)へ行き、わたしは部屋でくつろぎつつ軽く仕事。
そのあとお昼を食べ、午後3時すぎから下記のオプショナルツアーでバリ島南部を旅してきました。
ウルワツ寺院の絶景サンセット&ケチャックダンス観賞☆選べる多彩なディナープラン<夕方~夜/南部エリア送迎付/現地ガイド(日本語可)/夕食付>
(2日目と同じく、混載ツアーにも関わらず貸し切り状態で観光できました。)
スミニャック北部で昼食
お昼ごろ妻がスパから帰ってきたあと、ふたりで『タマデ・カフェテリア』という店で昼食。
スミニャック北部のバサンカサ通り沿いにあります。
滞在ホテルから距離があったので、ホテルのスタッフさんに車で送ってもらいました。
タマデ・カフェテリアで食べたのは「バクミー・アヤム」という、鶏ひき肉の入った中華風の混ぜそばです。
量は少ないながらも味はおいしく、別添えのスープをかけると食感が変わって二倍楽しめますよ。
妻が頼んだバナナスムージーは、お腹があまり空いていない身にはちょうど良かったようです。
店内には招き猫の置物がたくさん飾られていて、店名の由来がなんとなくわかりました(笑)。
落ち着いた雰囲気の店内で、中国人系の店員さんが明るく応対してくれます。
食事を終えてからは、ホテルスタッフの迎えが来るまでバサンカサ通り周辺の雑貨屋を30分ほど散策。
そこのとあるお店で、無添加の蚊よけスプレーを購入しました。
普通はオシャレなバリ雑貨を買うところでしょうが、わたしたちは実用的なものが好きなのです(苦笑)。
さてそろそろホテルの車が迎えに来るかなと思いきや、約束の時間になっても来ません(汗)。
オプショナルツアーの集合時間がせまっていたので、急きょタクシーを使ってホテルに戻りました。
お金をだまされないか心配でしたが、「ブルーバード」といわれる青いタクシーならまず詐欺に遭うことはなかったです。
ホテルに戻ってスタッフさんに事情を聞いてみたところ、どうやら集合時刻の聞き取りを間違っていたらしく…。
わたしたちは「ツーフィフティーン」(14時15分)と伝えたつもりだったんですが、彼には「ツーフィフティ」(14時50分)と聞こえたようです…。
英語の発音、大事ですね。
コピルアクを体験
時刻は15時を過ぎ、ここから本日のオプショナルツアーの始まりです。
目的地のウルワツ寺院に向かう道中、まず訪れたのはコーヒー農園『Bukit Sari Pecatu Agrotourism』(日本語読みはわかりません汗)。
「コピルアク」という高級コーヒーを売っている農園で、ツアーのガイドさんが紹介してくれました。
おみやげ屋に立ち寄るのは観光客向けツアーにありがちですが、「世界一貴重なコーヒー」らしいので興味本位で寄ってみることに。
コピルアクは、ジャコウネコという動物の糞(ふん)から採取されるコーヒー豆です。
ジャコウネコはコーヒーの木の果実が好物で、それを食べたあと実の種子(つまりコーヒー豆)を消化せずそのまま糞として排出します。
そして人間がその糞からコーヒー豆を取り出して、洗浄・乾燥・焙煎などを経てコーヒー豆・コーヒー粉として一般に提供されるわけです。
訪れたコーヒー農園では、ジャコウネコの実物やコーヒー豆の製造過程を見学できました。
農園はテーマパーク化していて「本当にここで製造しているの?」という気もしなくもないですが、ガイドさんを信じてみることにしましょう(苦笑)。
(飼育小屋の中に居ますが見えづらいですね汗)
奥のテーブルに案内され、コピルアクの有料体験(1杯500円)、バリコーヒーや各種のお茶(ジャスミンティー、レモンティー、しょうが茶など)の無料試飲もできました。
わたしはコーヒー通ではありませんが、初めて飲んでみたコピルアクには独特の香りがある気がします(「猫のうんこ」という先入観があるからかも?笑)。
コピルアクを注文して付いてきたバナナチップスが美味でした。
帰りに園内の物販コーナーで、コーヒー好きの両親へのおみやげにコピルアクの粉末を100グラム購入。
お値段は約4000円…!
今回のバリ旅行でダントツに高い買い物となりました(汗)。
ウルワツ寺院を観光
夕方17時半ころ、ようやくウルワツ寺院に到着。
こちらもバリ・ヒンドゥー教のお寺で、断崖絶壁の上に建っているのが特徴的な観光地です。
寺院まで長い階段を登っていくのは味わいがあります。
しかし建物としては結構こじんまりとしており、そんなに見どころはありません(苦笑)。
本堂(寺院の内部)がバリ・ヒンドゥー教徒以外は立ち入り禁止になっているせいでしょうね。
とはいえ寺の通路からは広大なインド洋を一望でき、素晴らしい景色でした。
日本の海岸ではなかなか見られないレベルの断崖絶壁です。
曇りがちの空で夕日(サンセット)はほとんど見られなかったものの、来てみて損はない絶景スポットだったと思います。
ケチャックダンスを観賞
ウルワツ寺院のあとは、敷地内の舞台で「ケチャックダンス」(ケチャダンス)の観賞です。
人気のバリ舞踊であるせいか、すでに会場はたくさんの観光客でほぼ満席状態。
対人恐怖症のわたしには苦手な状況ですが、ケチャックダンスを見たい気持ちが上回っていたので問題なし!
そしてついにケチャックダンスの時間がやってきました。
最初にケチャックダンスの座長(?)があいさつし、「会場にはいろんな国の人(観光客)が集っています。世界はひとつ」などとお話されていて少し感動。
それもつかの間、…舞台の奥から「ケチャケチャ、ケチャケチャ」と大合唱しながら半裸の男たちがやってきます。
中央の炎の台を取り囲み、ケチャックダンスが開演…!
炎が燃え盛り、そこを囲む男たちが座って踊りながら「ケチャケチャ」とリズミカルに口ずさむ様子はとてもエキゾチックです。
そんな合唱隊をBGMに、とある王国と魔王との戦いを描いた演劇が行われていきます。
バロンダンスの劇とは違いセリフがほとんどない(聞こえない)んですが、それでも見ていればなんとなくわかるストーリーでした。
なかでも登場人物の白猿がすごくおもしろかったんですよ。
観客席に乱入して客と一緒に写真を撮ったり、抱きついたり頭をどついたり、階段の手すりを一気に滑り降りたりと、行動が自由すぎる(笑)。
伝統舞踊というよりはエンターテインメントショーとして楽しめました。
ちなみにウルワツ寺院のサンセットは、このケチャックダンスの開演中に訪れます。
劇の途中にふと横を向いたら、席からわずかにだけ日没の様子が見られました(この日は天気が微妙だったので)。
観賞に夢中になりすぎて見逃さないようご注意を…。
ジンバランビーチで夕食
ケチャダンスに大満足のあとは、ジンバランビーチ沿いの海鮮料理店で夕食。
ここでは浜辺に客席が置かれており、海の夜風を感じながら食事を楽しめます。
ところが肝心の「シーフードバーベキュー」が、とてもガッカリな内容でした。
魚はパサパサしていておいしくないし、イカ・エビなどの魚介類は少ししか盛られていません。
しかも料理が全体的に冷めており、付け合せの野菜炒めやフライドポテトもしなびている感じ…。
雰囲気は良かったんですけれどね。
波の音を聞きながら、ランタンの明かりの元でのディナーはなかなかムーディー。
ジンバランビーチ沿いのホテル群やデンパサール空港の夜景も観賞できました。
バリ旅行の3日目はなんといってもケチャックダンスでしょう。
「ケチャケチャ」の歌声がしばらく耳から離れません(苦笑)。
また、旅行中おみやげ探しに苦労したのでコーヒー農園に立ち寄っておいて良かったです。
この日のガイドさんは前日より日本語が上手な方で助かりましたが、ドライバーさんの運転は荒かったように思います(汗)。