対人恐怖症(人への恐怖心が強い状態)であっても、誰かにプレゼントを贈りたいときはありますね。
わたしも妻の誕生日、父の日や母の日には必ずプレゼントをあげることにしています。
しかし対人恐怖症だと、外出してプレゼントを買ってくるのは難しいものです。
たとえば視線恐怖症であれば他人の視線が気になってデパートなどに行くのが苦痛ですし、嫌疑恐怖症であれば店内で万引きを疑われないかどうか不安でしょう。
そこで対人恐怖症(視線恐怖症など)であっても贈れるようなプレゼントのアイディアを8つまとめてみました。
誕生日・父の日・母の日などで相手を祝いたい・感謝の気持ちを伝えたいと考えている対人恐怖症者の方はご参考ください。
1. ギフト通販サイトを使う
外でプレゼントを買えないならAmazonや楽天市場が定番かもしれませんが、ギフト専門の通販サイトもおすすめです。
以下に人気のギフト通販サイトを一覧にしました。
それぞれの特徴のほかにも、配送時のギフトラッピングの種類が多かったりメッセージカードなどのオプションが充実していたりしますよ。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
日比谷花壇 |
|
ベルビーフェリノン![]() |
|
ピカソランド![]() |
|
デコケーキ通販![]() |
|
和茶倶楽部![]() |
|
日本酒ギフト.com![]() |
|
シエル・エ・ヴァン![]() |
|
肉贈![]() |
|
EXETIME![]() |
|
マイフィギュア![]() |
|
MOON GIFT CARD![]() |
|
なお商品を注文する際は配達日時を指定しておき、プレゼントする相手に事前に連絡しておいたほうが親切でしょう。
当日に相手が何らかの用事で受け取れないかもしれませんからね。
連絡する際にお祝いや感謝の言葉を伝えてしまってもおかしなことではないですよ。
サプライズでプレゼントしたいのであれば、プレゼントをわたす前日までに自分で(こっそり)受け取っておくと良いですね。
遠方の相手にわたす場合は相手が在宅中の日時をリサーチする段階でバレることもありうるので、在宅中と思われる日時に配達を指定しておくだけで十分だと思います。
2. メッセージサービスを使う
人との会話や電話に苦手意識が強い対人恐怖症者の方は、メッセージサービスの利用もおすすめです。
「VERY CARD」や「マシュマロ電報
」といったサービスを使えば、メールなどとは違った特別感を演出できます。
小さい子ども向けなら「キャラレター」も喜ばれるかもしれません。
もちろん自分で書いた手紙をわたすのも素敵なプレゼントになるでしょう。
ただ、遠方へ郵送する場合は郵便局で切手を買わなければならないのが対人恐怖症者(外出恐怖症者)にとってネックです(通販でも買えないことはないですが送料や値段が高いです)。
前述のメッセージサービスなら、すべての手続きがネット上で完結します。
いずれにしても書く内容としては、普段なかなか伝えられていないものが良いです。
恥ずかしかったりして直接は言えていない気持ちをつづってみてください。
ネットで検索するといろんな文例が見つかりますが、それらは参考程度にして自分で考えたほうが真心がこもりますよ。
3. 手作りの物を贈る
予算が少ない・お金があまりない対人恐怖症者の方は、なにか物を手作り(ハンドメイド)して贈ってみてはどうでしょうか。
手先が器用でなくても、手作りの物をプレゼントすると相手に気持ちが伝わり喜ばれるものです。
手作りの贈り物のアイディアとしては、たとえば以下のようなものがあります。
どれも材料はAmazon・楽天市場などのネット通販で調達できますよ。
- 衣類(マフラー、手ぶくろ、パジャマなど)
- アクセサリー(ミサンガ、ブレスレット、ネックレス、ワイヤーリング、シュシュなど)
- 生活雑貨(コースター、せっけん、アロマキャンドル、ブックカバー、栞(しおり)など)
- その他の小物(ストラップ、ぬいぐるみ、折り紙の花束、スノードームなど)
そのほか既成の商品に少しアレンジを加えるだけでも手作り感が出るはずです。
たとえば写真立てに花飾り・貝殻・ガラス細工を付けたり、カレンダーに手書きのメッセージを添えたり…などなど。
物ではなく似顔絵やイラストをプレゼントするのも温かみが伝わりますね。
子持ちの方であれば、お子さんと一緒の手作りがおすすめです。
手作りした物に簡単な絵を描いてもらったり、学校で習ったばかりの字を書いてもらうだけでもプレゼントされた相手は感動するでしょう。
親子で共同作業をしている様子を見せれば、いっそう大切に使ってくれるに違いありません(笑)。
4. 写真を撮る
プレゼント相手と同居している場合に限られそうですが、写真を撮ってあげるのもひとつのアイディアです。
記念日の写真撮影には、いつもと違った特別感があります。
もちろん写真の技術は必要ありません(素人が撮った写真にも独特の味わいがあるものです)。
相手が恥ずかしがっているなら一緒に撮っても良いでしょう。
毎年、必ず写真を撮ってミニアルバムを作っていくのもおもしろそうですね。
同様のアイディアとして、動画も撮ってあげると喜ばれるかもしれません。
動画編集の知識が少しあるなら、メッセージ入りムービーがおすすめです。
遠方の相手へのメッセージムービーを作り、DVDなどに焼いて郵送する手もあります。
5. 家事を手伝う
相手の家事や用事を手伝ってあげるのも定番のアイディアです。
料理、洗濯、掃除、家の設備の簡易点検などを代わりに行ってあげましょう。
実家に引きこもっている対人恐怖症者の方の場合は、これをきっかけに普段から家事手伝いするようになれば親は喜ぶと思います。
仕事で忙しくて家事を手伝いたくてもなかなかできないという方なら、お手伝い券を贈るのがおすすめです。
時間が空いたときにお手伝い券を使ってもらうようにするわけですね。
相手が遠慮してお手伝い券をなかなか使わない際は、もちろんこちらから率先して手伝いましょう。
関連のアイディアとしては、好きな料理をふるまうのも喜ばれます。
これといって好きな食べものがないという相手には、ケーキなどのスイーツを手作りすると特別感が出ますよ。
いつも同じような弁当を渡している相手に対して、大好物だけの弁当をプレゼントすればサプライズにもなるはずです。
6. マッサージをする
仕事や家事を頑張ってくれている相手には、マッサージをしてあげてはどうでしょうか。
たとえ不器用でも、プロにマッサージしてもらうよりストレス解消効果があったりします(わたしの妻はよくそう言います)。
人と接したがらない対人恐怖症者にとっても、人のぬくもりを感じられる貴重な機会かもしれません。
定番の肩もみをはじめ、足のふくらはぎや手のひらのマッサージがおすすめです。
前述の「お手伝い券」と同じく、肩たたき券などをプレゼントするのも良いですね。
彼氏・彼女や夫・妻が相手なら、ひざまくら券・耳そうじ券なんかもアリかと思います。
7. 思い出を一緒に振り返る
誕生日や父の日・母の日といったような記念日では、できるだけ相手と一緒に時間を過ごすのも良いプレゼントです。
とはいえ対人恐怖症だと外出は苦痛なので、家で一緒に思い出を振り返ってみましょう。
たとえば母親が相手なら、子育て時のアルバムや母子手帳などを一緒に見るというアイディアがあります。
「こんなふうに育ててもらったんだな」と自然に感謝の気持ちも湧いてくるはずです。
恋人が相手なら、メッセージアプリの過去のやり取りを一緒にさかのぼって見るだけでも盛り上がるかもしれません。
思い出の共有は人間関係の絆を深めてくれます。
8. ホームパーティーを開く
記念日に相手と一緒に過ごすアイディアとしては、ホームパーティーも定番でしょう。
参加者のみんなで料理をしたり、部屋を折り紙の輪っかで飾ったりするだけでも楽しめるはずです。
カップルならいわゆる「家デート」でまったり映画鑑賞やゲームをするのも良いですね。
パーティーをより盛り上げたい方には、楽器の演奏や手品などの芸の披露をしてみてはどうでしょうか。
練習の手間はかかるかもしれませんが、手が込んでいるぶん感動もひとしおだと思います。
番外編. 外で買い物してくる
対人恐怖症や視線恐怖症を相手に打ち明けている場合にのみおすすめのアイディアです。
外で買い物するのは大変なものですが、外出してプレゼントを買ってくればそれが何であれ相手はとても喜びます。
外での買い物が苦痛であることを相手は知っている(想像できる)からですね。
わたしも妻に内緒で、ひとりで外出して誕生日ケーキを買ってきたときはすごく喜ばれました。
普通の安価なショートケーキでしたが、それでも十分にプレゼントになったのです。
ひとりの外出がやはりこわいのであれば、外食や買い物の付き添いにチャレンジしてみてください。
自分のために頑張ってくれているんだなと、相手はきっとうれしくなるでしょう。
街に出かけるのも嫌なら、近所を一緒に散歩するだけでも喜んでくれるかもしれません。