遠い昔の話ですが、わたしが高校2年生のとき同じクラスに好きな人がいました(完全に一目惚れ)。
とはいえ当時からわたしは人見知りで、かつ思春期特有の異性を避ける癖があったので彼女とはほとんど話せていなかったのです。

しかし学校の文化祭をきっかけとして彼女に近づくことができ、わたしに好意を持ってもらえるようにもなりました(もちろん友だちとしてではなく、異性として好きになってもらったんですよ)。
片思いの女子生徒に好かれるべく、学力・運動・ルックスすべてが「下の上」の男子生徒(わたし)はどのような方法をとったのかご紹介します。

(※今回の話はわたしが脇見恐怖症になる前のものです。すでに心を病んでいたら違った結果になっていたかもしれません。)

1. 一緒のグループに参加する

女子高生

文化祭で好きな人に近づきたいなら、やはりクラスの出し物の準備を一緒に行わなくては何も始まりません。
役割分担によっていくつかのグループに分かれて作業するかと思いますが、その人がいるグループに必ず参加しましょう。

そのグループが少人数だとなおさら良いですね。
参加人数が少ないほど、好きな人とコミュニケーションをとるチャンスが増えます。

少人数のグループだと、そこへの参加を表明するときが少し恥ずかしいかもしれません。
「あの子を狙ってるの?」と周囲に思われるのではと考えたりしますが、おそらくそれは自意識過剰なだけで周りはたいして気にも留めないでしょう。

なにより、そんな妄想で参加をためらっているようでは失敗します。
文化祭は年に1度しかないんですから、勇気を持ってGO!です。

2. 連絡先を交換する

めでたく好きな人と一緒のグループになれたら、今度は連絡先を交換しましょう。
「文化祭準備の連絡用」という、まっとうな理由があるので相手は気軽に教えてくれます。

面と向かって聞くのが苦手なら、参加メンバー全員での連絡先交換を提案すると良いです。
相手を警戒させることなく、自然な形で連絡先をゲットできます。

とはいえ、あまりにも高頻度で連絡を取り合うのはまだ早いかもしれません。
あくまで参加メンバーのひとりとして、必要なときに必要な内容だけを話し合うスタンスのほうが無難です。

3. ふたりきりの機会を狙う

とくに少人数グループの場合、好きな人とふたりきりで作業をする機会は結構あります。
そこを狙って相手との距離を近づけましょう。

作業を手伝ってあげるだけでなく、文化祭以外の話も積極的にすると一気に仲が深まるはずです。
そのまま一緒に下校するのも自然な形で誘えそうですね。

ふたりきりになるのが難しいなら、できる限り一緒に作業するようにしましょう。
相手が同姓の複数人と常に行動している場合は、自分ひとりだけ異性だと不自然に思われることもあるかもしれません。
その際は友人に協力してもらって、相手グループをみんなで手伝う形で近づくと打ち解けやすいです。

4. 作業もしっかり行う

文化祭準備期間中の一番の目的は好きな人に近づくことですが、与えられた作業をサボってはいけません。
グループの足を引っ張るようなものなら、相手からの印象は確実に悪くなります。

文化祭の準備はやはりチームワークが第一です。
自分本位で行動してばかりいると、いずれグループから孤立し恋人作りどころではなくなる恐れがあります。

ときには片思いの相手から離れて、別のメンバーにも積極的に協力しましょう。
クラスのためにまじめに作業をする姿をみれば、相手も好感を持ってくれるはずです。

以上の方法で、高2のわたしは好きな人から好意を持ってもらえたように思います。
一緒に作業をしていくにつれ相手からのボディタッチが増えましたし、わたしをジッと見つめてきたり甘えたような声で話してくることが何度もありました。
ファミレスで文化祭の打ち上げをクラスメートたちと行っていたときも、彼女がわたしの座っているテーブルにやってきて「ふたりで話さない?」とコッソリ誘ってきましたので間違いないでしょう。

結局は、そこでわたしの「好き避け」(好きな人に対してよそよそしく振る舞う行為)が発動し、誘いを断ってしまったんですけどね(汗)。
後日、バレンタインデーの休み時間の教室で彼女がその友だちから「◯◯くん(わたし)にチョコレート渡さなくていいの?」と聞かれているのを耳にしました。
彼女が「もうあきらめた…。」と返答していたのを聞いてとても申し訳なく、男として情けない気持ちになったのを覚えています。

ちなみに高校3年生のときも、文化祭で一緒に作業をしたのをきっかけに、とある女子生徒から好意を持たれました。
このときはまったく好意を抱いていない相手でしたが、やはり文化祭は異性との距離が縮まるイベントなんだなぁと感じます。