健康診断を受けたくない対人恐怖症者は自宅で血液検査キットを使おう

健康診断を受けたほうが良い理由

同じ対人恐怖症者として「健康診断を受けたくない」という気持ちは痛いほどわかるんですが、健康に生きたいなら絶対に健診は受けるべしです。
体の異変に長く気づかないでいると、いざ病気が発覚したとき入院や長期通院を余儀なくされ、健診を受けるよりも(対人恐怖症的に)つらい目に遭う恐れもありますから。

わたしは最近まで10年以上ほぼ引きこもっており、市の健康診断(住民健診)を一度も受けていませんでした。
散歩に外出することさえこわいのに、人の多い健診会場に行く勇気は持てなかったからです。
年齢的にまだ若いから大丈夫と思い込んでいた部分もあります。

しかし保健師として働いている彼女に忠告され、先日ひさしぶりに健診を受けてきました。
その結果をみてみると、腎機能が大きく低下しており慢性腎臓病の疑いが発覚したのです。
そして現在は、腎臓内科へ定期的に通う羽目になっています…。

10年のあいだに数回ほど健診を受けておけば、こんなことにはならなかったでしょう。
腎機能の低下に気づき、早めに慢性腎臓病を自己予防できたはずです(塩分制限など)。
定期的な通院より年に1回の健診のほうが楽だなと、身をもって後悔しています。

対人恐怖症だから健診を受けたくなくても、数年に1回は受診したほうが良いですよ。
病院のお世話になるほうがもっと大変ですから…(メンタル面でも金銭面でも)。

血液検査キットを使って自宅で健康診断

とはいえ昔のわたしのように、どうしても人がこわくて健診を受けられないという対人恐怖症者・引きこもりの方もいるでしょう。
そうした方には、血液検査キットがおすすめです。
血液検査キットを使えば、自宅で(ひとりで)健康診断を受けられます。

血液検査キットは、文字どおり血液を検査して被検者の健康状態を診断するものです。
自分で血液を採取し、それを検査センターなどに送付して後日、検査結果を受け取ります。
採血は自宅の部屋で簡単にできるので、誰の目も気になりません。

ただ血液検査キットでは、あくまで血液の検査だけを行います。
市町村の健康診断のような尿検査、心電図検査、眼底検査は受けられないので要注意です。
そのほかにも健診では身長・体重・BMI・腹囲の計測や血圧測定などもありますが、こちらはメジャー、体組成計、血圧計を購入すれば自分で測れるでしょう(血圧計は上腕式のものが正確らしいです)。

まずは血液検査キットなどを使って、おおまかな健康状態を確認してみてください。
検査できる項目は健診より少ないですが、それでも糖尿病・肝臓病・腎臓病・高血圧症・メタボリックシンドロームといった生活習慣病はチェックできます。
自宅で血液検査を行い、さらにくわしい健康状態が知りたくなったら健診を受けてみてはどうでしょうか。

おすすめの血液検査キット

血液検査キットは各社からいろいろと販売されています。
それらのなかでも、とくにおすすめなのはデメカルの血液検査キットです。

自治体、大学や有名企業の健診でも使われているキットなので安心かと思います。
種類も豊富で、生活習慣病はもちろん、がん、ピロリ菌、肝炎などの血液検査も可能です。

わたしも前述のとおり、デメカル(DEMECAL)の血液検査キット(「メタボリックシンドローム＆生活習慣病セルフチェック」)を使いました。
くわしいレビューはこちらで書いていますが、腎機能を手軽にチェックでき満足です。