わたしたち対人恐怖症者(視線恐怖症者なども含む)のなかには、介護職への就職を考えている方もいるかと思います。
ただ不安なのは、対人恐怖症を抱えたまま介護の仕事ができるのかという点ですよね。

たしかに対人恐怖症では、介護施設のような人と接することの多い職場で働くのは難しいでしょう。
しかし就職先によっては、対人恐怖症などでも仕事を続けられる可能性がまったくないわけではありません。
そうしたチャンスにありつくためには、「失敗しない介護求人の探し方」を知っておくことが大切です。

対人恐怖症で介護の仕事は難しい

介護

対人恐怖症という症状からすれば、接客業ともいわれる介護職の仕事は残念ながら難しいといえます。
視線恐怖症の場合も同様です。
人をこわいと感じたり人の視線を異常に気にしたりしながら、常に人と接して働くのは簡単なことではないでしょう。

そもそも介護の仕事は精神的にも肉体的にも大変なものです。
職場の人間関係だけでなく、介護施設利用者(高齢者や障害者)の対応にも気をつかう必要があります。
また利用者の世話をするために、一日じゅう施設内を走りまわらなければなりません。

こうした負担に加えて、わたしたちの場合は対人恐怖症や視線恐怖症のさまざまな悩みもあるわけですよね。
両者を抱えながら働くのは難しいことなのではないでしょうか…。

就職先によっては対人恐怖症でも働ける可能性あり

ただ、就職先しだいでは対人恐怖症や視線恐怖症でも働き続けられる可能性があります。
たとえば少人数の介護施設でなら仕事ができるという方はいるはずです。
または大人数の施設のほうが、逆に利用者との人間関係が密にならなくて済むかもしれません。

職場の人間関係についても、福祉という職業柄、対人恐怖症などに理解のある会社はありそうです。
採用面接などで事情を説明しておけば、それをふまえて仕事を段階的に与えるなどの配慮をしてくれる職場もないわけではないでしょう。

さすがに利用者側に気を使ってもらうわけにはいきませんけどね(やさしい高齢者や障害者もいそうですが)。
この点だけはどんな職場で働いても同じだと思います。

介護求人の失敗しない探し方

こうした対人恐怖症でも働けそうな介護施設を探すなら、「かいご畑」などの求人紹介サイトを使うと良いでしょう。
介護業界専門のコーディネーターが、求職者の希望に合った求人を紹介してくれるからです。
職場の雰囲気や人間関係についても事前に教えてくれます。

介護求人は自力で探すこともできるかもしれませんが、膨大な求人のなかから自分に合いそうな求人を選ぶのは大変です。
またハローワークなどの求人サイトで表面上の求人情報をみるだけでは、対人恐怖症でも仕事を続けられそうか判断できません。

もちろん多くのコーディネーターも対人恐怖症にくわしいわけではないと思います。
しかし介護職として働きたいという気持ちがあれば、それに応じようと一生懸命に仕事を探してくれるでしょう。

ちなみに前述の「かいご畑」では、資格なし・未経験OKの求人が豊富にそろっています。
また「キャリアアップ応援制度」が用意されており、収入アップに必要な介護系資格(介護職員初任者研修・実務者研修・介護福祉士のいずれか)の取得費用を支給してもらうことも可能です。
介護の仕事が初めてという方でも楽にステップアップしていけるでしょう。

また「カイゴジョブアカデミー」では、介護資格を無料で取得したあとに求人を紹介してもらえる「特待生」制度があります。
介護の仕事が初めてで不安…という方は、こうしたサービスを利用してまずは資格取得を目指してみてはどうでしょうか。

基本的には、対人恐怖症などを抱えながらの介護職の仕事はおそらく簡単ではありません。
とはいえ介護求人の数は膨大なので、働き続けられる職場がゼロというわけでもないと思います。

まずは「かいご畑」のような介護求人サイトで相談をしてみてください。
自力で探すより効率よく就職への道が開けていくはずです。