わたしは仕事中・作業中によく環境音楽(環境BGM)を聞いています。
雑音恐怖症などの神経症・対人恐怖症になってから身の回りの生活音や騒音が異常に気になり、心が落ち着かないからです。
毎日の精神安定・集中力アップのために環境音楽は欠かせません。

昔からよく使っている環境音楽サービスは、以下の4つです。
とくに、わたしと同じような心の病気をお持ちの方におすすめします。
Boseのノイズキャンセリングイヤホンで聞くとさらに効果的でしょう。

ちなみにわたしが好きなのは、単調かつ低音域のBGMです。
突発的な音の繰り返し(波の音など)や高音(ピアノの音など)は神経をさかなでするときがあるので、個人的にはおすすめしません。

『YouTube』

ほぼ毎日、もっとも利用しているのが『YouTube』(ユーチューブ)です。
気にいった環境音楽をまとめた再生リストを作り、それを繰り返し聞いています(わたし(ケンイッチ)のYouTube再生リストはこちら)。

厳密にはYouTubeは環境音楽サービスではありませんが、世界一の動画投稿サイトだけあって環境音楽の種類もかなり多いです。
わたしはよく以下のキーワードなどで検索し、精神安定や集中力アップに役立ちそうなものを探しています。

  • 「神経症 音楽」
  • 「対人恐怖症 音楽」
  • 「セロトニン 音楽」
  • 「集中 音楽」
  • 「脳 音楽」
  • 「binaural beat」
  • 「hz music」
  • 「noise sound」

試聴した動画(環境音楽)が気にいらなくても、同じページの関連動画を次々みていくと良さげなものがみつかるはずです。
定期的にYouTubeをチェックし、自分にとってベストな再生リストを作ってみてください。

『SimplyNoise』

音楽を聞きながら仕事

simplynoise』(シンプリー・ノイズ)は、文字どおり単純なノイズ音源だけを流す環境音楽サービスです。
ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズといった3種類の音を聞けます。

こうしたノイズ音は単調なので、思考力を要する仕事をするときでも邪魔になりません。
わたしはブラウンノイズがいちばん好きです。

simplynoiseでは、右上の各ボタンで音にゆらぎを持たせたり、スリープタイマーを設定することもできます。
同様のサービスとして『simplyrain』(シンプリー・レイン)もあり、こちらは雨音です(オプションで雷の音も付け加えられます)。

『Noisli』

最近よく使っているのが『Noisli』(ノイズリ)です。
このサービスの特長は、いろいろな種類の環境音楽を組み合わせて聞ける点です。

雨、雷、風、鳥のさえずり、木枯らし、川、海、水滴、たき火などの音をミックスできます。
音量を変えて組み合わせられるので自由度が高いです。
ページ上部の「Random」「Productivity」「Relax」などのボタンを押すと、それにふさわしい音をミックスしてくれます。

背景の色が定期的に変わるのがなんかオシャレです。
会員登録(無料)をすると、お気に入りのミックス音を保存したりタイマー機能が使えます。

『Coffitivity』

Coffitivity』(コフィティビティ)は、カフェに特化した環境音楽サービスです。
ザワザワした人の話し声や食器の音などは、まさにカフェそのもの。

家にいながら外で仕事をしているような気分転換ができます。
ただ咳や咳払いも聞こえてくるので、咳・咳払い恐怖症でもあるわたしにとっては長時間の使用に向きません(汗)。

無料版では朝食時、昼食時、大学構内のカフェの音源だけ聞けますが、わたしには十分です。
有料会員になると、パリ、ブラジル、テキサスといった各地域ならではのカフェを味わえるようですよ。

番外編:『BBC Radio 1』

環境音楽ではありませんが、『BBC Radio 1』(ビービーシー・レディオ・ワン)もよく利用しています。
Dance & Electronica」ジャンルの番組を聞くことがほとんどです。

テクノ・ハウス・エレクトロニカなどのクラブミュージックは単調な仕事・作業に合うんですよ。
打ち込み系のビート音を聞いていると、退屈になりがちな作業もリズムに乗って取り組めます。

たまにヒップホップやレゲエなどの番組もかけると気分転換になって作業効率アップです。
番組内でかけた曲のプレイリストが公開されているので、気に入った曲はYouTubeで探してリピート再生しています。

わたしは普段まずYouTubeの再生リストを聞いて、飽きてきたらほかの3つの環境音楽サービスをそのときの気分で使うという感じです。
ブラウザのブックマークバーに入れておいて、いつでもすぐ聞けるようにしています。

余談ですが昔(大学生のころ)は、心を落ち着かせたい・集中したいときにテレビの砂嵐の音(ザーザー音)やラジオのノイズ音をかけていたものです。
インターネットのおかげで生活音対策・騒音対策が快適になったように思います。