自分の運営サイトのひとつに、アクセス数の多いサイトがあります。
このサイトは頻繁に503エラーを出していたため、以前にサーバーの移行を検討しました。
しかし状況を把握しないことには、どのサーバーへ移行するか見当がつきません。
ということで503エラーがどのくらい発生するのかをまず調べることにしたので、その備忘録です。
Google Analyticsで503エラーを調査
最初にやったのは、『Google Analytics』(以下GA)を使って503エラーの発生回数を調べる、という方法。
404エラーページと同様に503エラーページを作成し、そのページにGAのアクセス解析タグを埋め込みます。
そして、.htaccessに「 ErrorDocument 503 /error/503.html 」といった感じで記述。
これで503エラーが発生する都度、GAで記録していけるでしょう。
…と思っていたんです(遠い目)。
しばらく経ってGAの管理画面をみてみると、そこにはあり得ない結果が。
「503エラーが1日に数回くらいしか発生していない…だと…?」
これはおかしい…。
自分だけでも1日に数回はこのサイトの503エラーを目にしているんですから(汗)。
サイトの訪問者数(1日あたり数万UU)を考えたら、どうみてもおかしな数値です。
しかしGAは天才エンジニア集団・Googleのツール。
「きっとこれが正しい数字なんだろう」と自分に言い聞かせることにしました。
(というかエラー発生回数を調べるのが面倒くさくなって現実逃避しました苦笑)
サーバーのアクセスログで503エラーを調査
それからしばらく経ち、また503エラーのことが気になってきたわたし。
やっぱりサイト運営者としては、503の発生はできればゼロにおさえたいものです(ユーザーさんが困るから)。
そこで今度は、そのサイトを設置しているサーバーの会社(『さくらインターネット』)のサポートに問い合わせてみました。
503エラーの発生回数を聞いてみると、「アクセスログをみてくれ」という遠回しな答えが…(ぐぬぬ)。
しかし、さくらインターネット公式サポートサイトを調べてみたらアクセスログの見方が解説されていました。
アクセスログの設定と管理|さくらのレンタルサーバ|さくらインターネット公式サポートサイト
問い合わせ時の回答メールにリンク貼っといてほしかったなぁ…。
上記のページを参考にアクセスログをみていき、503エラーの発生回数を調査。
結果はなんと、その数は平均して2000回以上でした(滝汗)。
GAのデータとまったく違いますね。
ただ、こちらはサーバーの生ログなので正しい数値であることは確かでしょう。
おそらくGAの解析タグの設置方法が間違っていたせいだと思います。
以下のページに、正しいやり方が載っておりました。
Google Analyticsで404等のエラーページをトラッキングする方法 – コモド [Cómodo]
わたしは初期設定そのままのタグを貼っていましたよ…。
何はともあれ、サーバーの503エラーがどのくらい発生しているのかわかって良かったです。
これからはサードパーティーの解析ツールに頼らず、アクセスログの生データを参考にしていこうと思います。