2回めのソウル旅行の初日(1日目)はほとんど観光していません。
日本を出国し仁川(インチョン)空港に到着、 電車経由でソウル市内に入ったあと宿泊先の梨泰院(イテウォン)へ向かいました。

出国から仁川空港までの旅路

今回も初めてソウルに旅行したときと同じく、成田空港からお昼ごろ出発です。
ただ航空会社はLCCではなく、『アシアナ航空』という(格安ではない)会社でした。
格付けで5つ星を獲得しているそうなので、どんなサービスを受けられるんだろうかと期待が高まります。

アシアナ航空の飛行機の機体(成田空港にて)

その前に空港の食堂でうどんを一杯。
アシアナ航空の飛行機をながめながらフライトまでの時間をつぶしました。

このときはまだ対人恐怖症の症状はあまり出ず、リラックスできていた気がします。
成田空港に行くのも2回めということで、多少の慣れが出てきたのかもしれません。

ところがいざフライトの時間となり機内に入ると不安と緊張が…。
座席の配置が真ん中4列のさらに真ん中2列だったのです。
視線恐怖症も持つわたしにとっては一番いやなパターンで、彼女とたまに会話をしても周りの視線が気になって集中できません。
フライト中はほとんど寝たふりをするしかありませんでした…。

ただ今回のアシアナ航空では、途中で機内食が出ます。
小腹が空いていたので仕方なく食べることにしたのですが、やはり隣の席の他人が気になってつらかったです。

とくに脇見恐怖症の症状(チラ見)が何度も出てしまい、それに反応するかのように隣の他人が咳や咳払いを激しく繰り返していました。
咳・咳払い恐怖症も持つわたしにとってはまさに地獄のような状況…。
この時点でわたしのストレスはピークに達し、早くも帰りたい気分です。

いっぽうで彼女の退職祝いを最後まで果たしたいという気持ちもあったので、なんとか気分を切り替えてフライトを耐え忍びました。
1回めの旅行では対人恐怖症で苦しくなるとすぐ不機嫌になっていました(そのせいで彼女とトラブルになりました)が、今回はちょっと違います。
少し人間的に成長したのかもしれませんね。

ちなみに機内食は照り焼きチキン、パン、ポテトサラダ、ショコラケーキのセットでした。
味は普通で、ボリューム感は昼食にちょうどいい感じです。
機内食のほかにはとくに目立ったサービスはなく、何をもって5つ星の評価を受けているのかまったくわかりません(汗)。

電車でソウル市内に移動し梨泰院へ

2時間半の「地獄」を終え、仁川空港に午後2時ごろ到着しました。
やはり慣れは大事なもので、1回めの旅行のときとくらべて入国審査や空港内の移動はもう簡単です。

ただ今回はソウル市内までH.I.Sの送迎バスではなく、個人で切符を買い電車で移動します(団体ツアーの免税店めぐりにウンザリしていたので)。
ここが少し難しく、仁川空港内にある駅(「仁川国際空港駅」)を探すのに苦労しました。
仁川空港のターミナルビルは成田空港のそれよりかなり広いので、道に迷いやすいんですよ。

しかもソウル行きの電車は空港鉄道とKTX(韓国高速鉄道)の2種類があってややこしい…。
改札口をみつけてもそこが空港鉄道の改札なのかKTXの改札なのかわかりにくかったです。
わたしたちどちらも田舎者だからかもしれませんが(苦笑)。

ソウル市郊外(KTXからの眺め)

さて、なんとかホームにたどり着きソウル行きのKTXに乗車。
乗客はまばらで、電車恐怖症でもあるわたしには不幸中の幸いとえいます。
車窓から(黄砂まみれの)景色をながめつつ、彼女との会話をリラックスして楽しめました。

KTXに揺られること50分くらいでソウル駅に到着。
ここから地下鉄(ソウルメトロ)で、宿泊先ホテルのある梨泰院を目指します。
4号線でタラ鍋の思い出がなつかしい三角地(サムガクチ)駅に行き、そこで6号線に乗り換え二駅で梨泰院駅です。
移動距離が短く助かりました~。

梨泰院駅に降りると驚いたのが外国人のまぁ多いこと。
欧米系の白人はもちろん、中東系やアフリカ系とおぼしき黒人もたくさん歩いていました。
駅を出ると英語表記やアラビア語表記などの看板をよく見かけましたし、ナイトクラブが多く立地しています。
どうやら梨泰院は日本でいう六本木と似た場所のようです。

そんな梨泰院ならではの異国情緒を感じつつ、わたしたちは狭い路地へ。
小道の左右にはクラブはもちろん風俗店のようなあやしげな店や廃墟が立ち並び、ラッパーやギャングっぽい通行人をよく見かけました。
昼でも治安の悪そうな雰囲気です…。

こんなところにホテルがあるのかと不安になりましたが、やっとみつけました『I.T.W. Hotel』(アイ・ティー・ダブリューホテル) 。
今回のソウル旅行の宿泊場所です。
意外と梨泰院駅から近く、徒歩5分くらいの距離しかありません。

滞在先ホテルでお留守番のはずが…

アイ・ティー・ダブリューホテルは前回のジェイヒルホテルにくらべて120%くらいマシな部屋の作りでした。
決して広いとはいえませんが窮屈ではなく、ベッドも大きいのでくつろげます。
街の騒音もわりと静かで快適に過ごせたという印象です。

ふたりで少し休憩してさて夕食…のはずですが今日は違います。
旅行前にいざこざがあったせいで彼女はすでにほかの日本人観光客と夕食の約束をしていたのです。
わたしが旅行をドタキャンすると思っていたため、ひとり旅の計画を立てていたわけですね(汗)。

「約束を破るのは相手に申し訳ない」と彼女に言われたため、わたしは部屋でお留守番をすることになりました。
ホテルまでの移動で疲れ切っていたので、むしろ好都合です(苦笑)。
ひさびさにひとりの世界に戻れるんですから。

夕食はソウル駅のセブンイレブンで買った食パンとカップラーメン。
旅行に来てるのにそれでいいのかと思うかもしれませんが、ひとりで外食する気力がなかったのでこれでいいんです。
韓国のコンビニめしを食べるのもまた貴重な体験ですし(と思うことにしています)。

食パンはマーガリンが塗ってあってなかなかの味でした。
ただカップラーメンについては具がないと言っていいくらい少なく、スープは激辛で飲めたものではなかったです(日本のカップ麺のすごさがわかりました)。

食事のあとは、入浴をすませてひたすらテレビ観賞。
NHKは写らずほとんど韓国のテレビ番組でしたが、韓国語がわからなくてもなんとなく楽しめました。
日本のそれとはテロップの出し方や効果音が違っていたり、CMのノリもちょっと変わっていておもしろいです。
現地のテレビ放送をみるのは海外旅行の楽しみ方のひとつだと思います。

こんな感じでひとりの時間を満喫していたんですが、23時を過ぎても彼女が部屋に帰ってきません。
心配になりましたが、しだいに「こんなに遅くなるならメールくれれば良いのに」と腹が立ってきたので先に寝てしまいました。
旅行の疲れで眠気も限界にきていましたし、ドアをノックされたら鍵を開けてやればいいと思っていたのです。

…しかし気がつくと彼女が目の前に(汗)。
何度ドアをノックしても鍵が開かないので、ホテルのスタッフに頼んで開けてもらったそうです。
爆睡していてまったく気がつきませんでした(滝汗)。

案の定、彼女に怒られましたが、わたしにも言い分があります。
0時すぎまで食事をするなら前もって連絡しておくべきだし、待っているこっちの身も考えろと。
彼女はわたしがノックに気づかなかったことを責めましたが、移動やら対人恐怖症やらで疲れているのに0時すぎまで起きていろというのは酷な話です。

結局お互い並行線のまま2日目の朝を迎えました…。
旅行に一緒に行く相手が単独で外出するときは、いつごろに帰ってくるのか話し合っておいたほうが良いですね…。

2回めのソウルの初日はほとんど移動だけで終わりましたが、それで精いっぱいでした。
やはり対人恐怖症を抱えながらの海外旅行はストレスがたまります。

ホテルで多少リラックスできたものの、ふたたび彼女といざこざを起こすことになるとは思いませんでしたよ(苦笑)。
治安が悪いであろう夜の梨泰院を女ひとりで歩いて帰ってくるなんてたいしたものです。